キャニオニングはアウトドアスポーツです。みなさん当日の天気が気になりますよね?天気が雨の場合は特に気になると思います。
今回はこのような不安や疑問について少しでも解消できるようにキャニオニングと天気について話していきたいと思います。
天気予報をみると雨予報で降水確率50%とかよくありますよね。この%は100回同じ気象条件があったとしてそこから出した数値です。100回中100回雨予報なら100%、100回中50回雨予報なら50%ですね。
この数値から勘違いしやすいのが雨の強さです。100%でも必ず強い雨が降るわけではないです。定義上では1mm以上の降水となっているので豪雨でも霧雨でも降水確率の数値上では同じということです。
キャニオニングの場合、豪雨では開催できない可能性が高いですが、霧雨のような弱い雨でしたら開催は可能です。
あまり聞いたことのない言葉と思いますがキャニオニングにおいては非常に重要です。
字の通りその川がどこの地域から水は集めてくるのかということです。
たとえばみなかみ町に大雨の予報が出ていますなんて聞くとほとんどの人がキャニオニングなんてできないと思うでしょう。
しかし集水域をみてみるとみなかみ町の面積に対してフォックスキャニオンの集水域はこれだけです。
単的にいうとフォックスキャニオンの集水域で雨が降らなければキャニオニングができる可能性が高いのです。
降水量1時間10ミリって実際どのくらいの強さでしょう。気象庁の定義では雨水が別の場所に流れず、そのままたまる状態で「1時間に10ミリメートルの高さまでたまる」規模の雨ということです。
これを数値で具体的に想像できると天気予報をみてよりどんな雨の降り方になるのかイメージしやすくなります。
キャニオニング的に例えると・・・
例えば自分の住んでいる町全体にに1時間10ミリの雨が降ったとします。町全体に10ミリの雨が溜まって、その雨がすべて近くの川に流れ込んだとしたら・・・。町全体の面積に対して川幅なんてたかがしれていますね。川は明らかに増水するでしょう。
日本各地に雨量観測所があり国土交通省のホームページからどこの観測所でとのくらい雨量があったか調べることができます。雨が降ったらその地域の観測所を調べてみてください。自分の体感した雨がどのくらいの数値だったのかわかります。
キャニオニングにおいて天気は単純に雨だからできないとか晴れているからできるということではないのです。降水の強さ、降水の範囲、累計雨量、過去の雨量などさまざまな要因が影響してきます。
また、ゲリラ豪雨のような雨は1時間前くらいにならないと予想できません。
台風が来る予報でも雲の流れしだいで雨がほとんど降らないなんてことも良くあります。
近代の気象予報でも予想するのはかなり難しいそうです。
キャニオニングツアーに参加する場合はツアー運営会社に相談するのはもちろんですが、ぜひ自分でもう少し詳しく調べてみてください。キャニオニングだけでなく旅行やキャンプするときにも役に立つと思います。