パックラフトの魅力と始め方ガイド

最終更新日:2024年5月31日

パックラフトとは?

パックラフトとは、空気を入れ膨らませて使用するラフトボート(ゴムボート)です。

本体重量は約3kgと非常に軽く、空気を抜けばバックパックに入れて持ち運べるほどコンパクトになります。

その特徴から「パックラフト」と呼ばれ、川下り、川旅といったアウトドアの幅を大きく広げてくれる新たなアイテムとして、注目されています。

パックラフトの体験ツアーや参加者のレベルに応じた講習会が全国各地で開催されているため、興味が湧いたら誰でもすぐに挑戦することができます。

大自然の中をパックラフトで進む爽快感は、一度体験したら病みつきになること間違いなしです!

パックラフトの魅力とは

パックラフトの魅力をご紹介します!

1. 携帯性の良さ

パックラフト最大の魅力は、その手軽さにあります!

大きなカヌーやカヤックとは違い、軽量・コンパクト収納という携帯性の良さを活かし、自由度の高いアウトドア体験が叶います。

  • 車が無くても、電車やバスなどの公共交通機関で身軽に川下りスポットに行ける。

  • パックラフトを膨らませたまま背負って移動できるため、危険な箇所では上陸し、背負って迂

    回ができる。

  • とにかく軽いため場所の移動が簡単。スタート位置から再チャレンジすることも容易。

  • パックラフト+サイクリングや、パックラフト+トレッキングというように、その他のレジャーと組み合わせて楽しめる。

そんな手軽さが魅力のパックラフトですが、意外にも収容力・安定感があります。

積載量の多いタイプでは乗船者に加えて自転車やキャンプ道具、釣り道具といった大きな荷物を

積む事ができるため、様々なシチュエーションに対応できます!

2. 爽快感や達成感を得られる

パックラフトは大自然の迫力を間近に感じられるアクティビティです。

パックラフトならではのプカプカとした独特の浮遊感が癖になるという方も!

また、川と一体となって漕ぎ進む爽快感や達成感が得られるとして、アウトドアに精通した方々からも熱く支持されています!

初心者向けのツアーでは穏やかな川の流れに乗り、四季折々の美しい景色をのんびり楽しむ事もできますよ。

パックラフトはカヤックやカヌーと比較して操作が簡単なため、パドルスポーツの入門用としてもおすすめです。

パックラフトの歴史

パックラフトはアラスカ発祥です。

広大なアラスカを旅するには山や峠、さらに大きな湖や川をも越える必要がありました。そこでバックパックに入れて持ち運べる、軽量でコンパクトなパックラフトが開発されたのです。

パックラフトが日本で紹介された当初は、広大な土地が無い日本では流行らないのではないか?と予想されていましたが、「収納場所を取らない・手軽に運べる」という点が日本の生活スタイルにフィットし一気に注目の的に!

SNSで川旅のお供として紹介されることも増えています。現在では全国各地でパックラフトツアーが開催されており、新たなレジャーのひとつとして盛り上がりを見せています。

パックラフトのメリットとデメリット

パックラフトのメリットとデメリットをまとめました。

メリット

・軽量&コンパクト収納で持ち運びが簡単。

・小回りが効き安定性が高い。

・浅い川への侵入が可能。

・短時間で膨らますことが可能(殆どの商品が5分以下)。

・緊急離脱や再乗艇がしやすい。

・収容力が高い。

一言でいうと「手軽さ」がパックラフトのメリットですね!

デメリット

・軽さ故に風の影響を受けやすい。

・直進性が乏しく、流れのない川や湖では漕いでもあまり進まない。

・カヌーやカヤック等と比べて強度が弱い(破れる)。

川下りの性能だけを求める場合は、他のカヌーやカヤック等を選択すべきケースもあります。

パックラフトで準備すべき道具

パックラフトで準備すべき道具についてご紹介します。

パックラフト自体はインターネット等で簡単に購入することができますが、いきなり自己流でパックラフトに挑戦するのは大変危険なのでやめましょう。

まずは、パックラフト体験ツアーや講習会に参加してプロからレクチャーを受ける必要があります。

必要な装備は参加費に含まれていたり、施設でレンタルしたりできることがほとんどなので、専門的な道具や装備を自分で用意する必要はありませんよ。

【レンタル可能な装備】

  • パックラフト

  • パドル

  • ウェットスーツ

  • ライフジャケット

  • ヘルメット

  • リバーシューズなど

※施設ごとにレンタル費用・ラインナップは異なります。

【ツアー参加時の持ち物】

  • ウェットスーツの中に着る水着

  • 濡れても良い靴(かかとが固定できるもの)

  • 着替え

  • バスタオル

  • 保険証(コピー可)

  • メガネ使用の場合:メガネストラップ

  • コンタクトレンズ使用の場合:予備のコンタクトレンズ

ツアーに参加せず個人で楽しむ際には上記に加えて以下の持ち物が必要です。

  • 破れた場合に使用する補修テープ

  • 緊急時用ホイッスル

  • ロープ

  • エアーポンプ(ほとんどの場合パックラフト本体に付属している)

  • ドライ(防水)バッグ:濡れて困るものを収納

パックラフトの安全な使い方

パックラフトを安全に使用するためにはどのような点に注意したらいいのか?ポイントをご紹介します。

体験施設ではスタッフが装備のセッティングをしてくれますが、知識として覚えておきましょう!

1. 空気圧の変化に注意

パックラフトは外気温や水温によって空気圧が変化しやすいという特徴があります。

真夏の高温状態に晒されて中の空気が膨張し、破裂してしまう場合や、反対に水温が低い場合には中の空気が収縮し、しぼんでしまうこともあります。

そのためすぐ乗艇しない時は空気を少し抜き、水面に浮かべたタイミングで再度空気を入れて調整するようにしましょう。

2. 乗艇前後はロープ等で固定する

パックラフトは非常に軽く、屋外に置く際に風で飛ばされる可能性があります。

乗艇前後には桟橋やブロックなどにロープで括り付けて固定するようにしましょう。

3. グラブループに通すロープに注意

パックラフトの外側にはグラブループと呼ばれるパーツが付いており、ここにロープを通せるようになっています。

このロープはパックラフトにしっかり沿うように緩ませないように装着をする事が大切です。

障害物に引っかかる、落水した際に手足を絡ませてしまうなどのリスクを避けることができます。

おすすめパックラフトツアー

キャニオンズではみなかみ、奥多摩、紀宝でのパックラフトツアーを行うことができます。開催が可能な日は随時カレンダーを更新しています。


みなかみパックラフト ベーシックプラスダウンリバーLv.3

7月8月開催
13歳以上 11,500円

みなかみパックラフト ベーシックダウンリバーLv.2

7月8月開催
13歳以上 8,500円~

奥多摩パックラフト ベーシックプラスダウンリバーLv.3

7月開催
16歳以上 10,500円~

奥多摩パックラフト ベーシックダウンリバーLv.2

7月開催
13歳以上 10,500円

紀宝パックラフト ベーシックダウンリバー

6月開催
13歳以上 9,500円

また、人数や日にちが決まっている方は、直接ご希望をお問い合わせください。ご案内いたします。

まとめ

パックラフトは、空気を入れ膨らませて使用するラフトボート(ゴムボート)です。

山だけ、川だけとフィールドを限定すること無く、自由にアウトドアを楽しみたい!そんな方にパックラフトはとてもおすすめです。

カヌーやカヤックといった他のパドルスポーツとは異なり、抜群の携帯性が大きな特徴です。

安全のために、初心者の方は初めにパックラフト体験ツアーや講習会に参加して、基本的な知識や操作方法のレクチャーを受けることがとても大切です。

パックラフトでフットワーク軽く、気分爽快な川旅に出かけてみましょう!

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Canyons 博客

09
ニューアコースティックキャンプとみなかみ町の魅力

恒例となったニューアコースティックキャンプは、自然の中で音楽を楽しむ素晴らしいイベントです。特に、みなかみの豊かな自然環境は、心を癒し、音楽をより一層引き立ててくれます。このイベントは、アウトドア好きな皆様にとって、日常を離れ、心身ともにリフレッシュできる貴重な機会です。 また、さまざまなアーティストのライブパフォーマンスや、参加者同士の交流も魅力の一つです。キャンプの雰囲気の中で音楽を楽しむことで、参加者は共通の趣味を持つ仲間と特別な絆を築くことができます。 さらに、周辺にはアウトドアアクティビティも豊富にありますので、キャンプの合間に自然を満喫することもできます。家族や友人と共に、ニューアコースティックキャンプで素晴らしい思い出を作ってみてはいかがでしょうか。

09
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2023年5月に起きた、みなかみラフティング事故は、アウトドアを楽しむ多くの方に衝撃を与えました。この事故を通じて、ラフティングを提供する会社の安全対策の重要性が再認識されています。特に、適切な装備や指導が行われているかどうかは、事故防止に大きく寄与する要素です。 アウトドアツアーを行う会社の責任として、常に安全を最優先に考える必要があります。事前のリスク評価や、天候状況の把握は不可欠です。また、インストラクターの経験値や技術も、安全に楽しむための大切な要素となります。 弊社のガイドも要請を受け、捜索救助にあたりましたが、残念な結果となり大変申し訳なく、被害者の方、ご遺族の皆様に深く哀悼の意を捧げます。 この記事に関しましては、今後の弊社の安全に対する取り組みを強化するにあたり社内で検討したことであり、公式の見解ではございませんのでご了承くださいませ。