なにやら色々ありそうですよねー。
あっ、ちなみに彼女はキャニオンズ関西系女性キャニオニングガイド人気No.1のきんちゃんです。
趣味は露天風呂めぐりで好きな食べ物はパンです。
では一つずつ説明して行きたいと思います。きんちゃんではなく装備についてね
目的は体を冷たい水や岩などから保護することです。
ウェットスーツと言っても実は色々なタイプがあってキャニオニング用に作られたウェットスーツもあるんです。
キャニオニング用の特徴としては作りがかなり丈夫です。岩などに擦れることを想定して肘や膝の部分に補強がしてあります。そして厚さもかなりありますね。Jacketが5mm、Longjohnが5mm程の厚さがあったりします。
次に体温調節がしやすいようになっています。ジッパーが胸側にあります。サーフィン用だと背中側にジッパーがあるものが多いですね。そしてキャニオニング用はフード一体型になっています。キャニオニングは冷たい水に入ることはもちろん、実は歩きがかなり多いのです。そのため体温調節がしやすいことはけっこう重要なんです。
浮力も面でも渓谷の水は海水より浮きにくいので厚さのある作りになっています。滝つぼのように泡立っている場所ではより浮きにくくなりますからね。
キャニオニング専用のウェットスーツは日本では中々手に入りずらく、私たちはフランスのVadeRetro社製やスペインのSeland社製のキャニオニング用ウェットスーツを使用しています。
あとウェットソックスもあった方がいいですね。
シューズもキャニオニング用のシューズがあります。最近だとAdidas社製のHydroRaceなどが主流でしょう。他にもBestardのCanyonGuideなどもありますね。何年か前まではFiveTen社製のCanyoneerというモデルが有名でした。
特徴としては非常に滑りにくいです。初めて履いた人のほとんどはそのグリップ性能に驚きます。
水が溜まりにくいように排水機能も考えられています。
また渓谷へのアプローチ用シューズとしても使えるのもいいポイントです。山歩きなどですね。同等以上のグリップ力のあるフェルトソールのシューズも良いですが山歩きなどでは使えないのです。ザックに入れて運ばなくてはならないので荷物が増えてしまいます。
滑りにくいシューズのソールは非常に柔らかいです。ですので例えば川で遊ぶためのシューズを検討していたらソールが柔らかいものを選ぶとグリップが良いです。
ただ柔らかいということは消耗も早いのでご注意を。
ヘルメットも色々な種類があります。
キャニオニングの場合クライミング用かウォータースポーツ用のヘルメットを使用している場合がほとんどですが基本的にはクライミング用のヘルメットの使用を推奨します。
ヘルメットは用途によってヘルメットのどこに強度を考えて作っているかが違います。
キャニオニングの場合は落石の危険性の高い場所に行きますので、ヘルメット上部からの衝撃に対して考え作られているクライミング用のヘルメットを使用しましょう。規格EN12492かUIAA106に適合しているものですね。
ウォータースポーツ用のヘルメットはサイドからの衝撃に対して考えられていますが、上部への落下物などの衝撃についてはテストされていないのです。
Petzl社のヘルメット保護基準「TOP AND SIDE PROTECTION」はEN12492とUIAA106に準拠した落下物からの保護に加え、側部、前部、後部からの衝撃に対してPetzl独自の保護基準を設けており、キャニオニングに適したヘルメットと言えるでしょう。
少しマニアックな話になってきてしまいましたね。
今回はここまでにしたいと思います!
ということで
次回ハーネスとライフジャケットについて触れていきたいと思います。
Aki